株式投資というと「なんとなく難しい」「よくわからない」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

正しい知識を持ち、適切な情報収集や分析ができるようになれば、初心者でも株をうまく運用することは可能です。

とはいえ、初心者が株式投資を始める際には押さえておくべきポイントも存在します。

ここでは知っておくべきポイントを3つ紹介します。

短期間で大儲けできるケースは稀だと心得る

株をテーマにしたブログなどのなかには「株を始めて1年で1億稼いだ」などと謳い、株式投資は少しの勉強で大きな利益が出るとすすめているものがあります。

こういった内容を目にして「うまくやれば短期間で大きく儲けが得られるのでは」と考える人もいるでしょう。

確かに、株式投資で短期間に多額の利益を出すことは不可能でありません。

しかし、これはかなり稀なケースと心得ましょう。

ほとんどの場合、豊富な経験と深い知識がある投資家がリスクのある方法で取引した結果です。

株式投資には保証がありません。

たとえ巨額の損失が出たとしても証券会社が補償してくれるわけではなく、すべて自己責任となります。

慣れない初心者のうちは、堅実な方法で少額から始めるようにしましょう。

初心者は、現物株の投資をおすすめ

株を始めたばかりのころは現物株の投資を行い、先物取引や信用取引などには手を出さないようにしましょう。

現物株とは一般にいう株式取引のことで、ごく簡単にいうと100万円出して100万円の株を買うというものです。

先物取引とは、売買する日や数量、価格だけを決める取引のことで、現時点では売買しません。

約束の日がきたら、その時点での価格に関係なく約束した価格で取引を行います。

証拠金を入金することで、実際の資金よりも多額の取引をすることが可能です。

信用取引は現金や株式を担保として証券会社に預け、買付資金を借りて取引を行うもので、最大で担保の約3.3倍の取引ができます。

株価は常に変動するものです。

利益が出ることもあれば損失が起きることもあります。

現物投資の場合は、100万円で購入した株がいきなりゼロになることはありません。

仮に損失がでたとしても、最大でも自己資金内でおさまります。

しかし、先物取引や信用取引は手元にある資金の何倍もの取引が可能なために、大きな利益が目指せる反面、大きな損失が出るリスクもあるのです。

場合によっては多額の借金を背負うことにもなるでしょう。

適切な判断や見極めができるようになるまでは、現物取引で投資経験を積むことが望ましいです。

必ず余剰資金で投資を始める、また予算には上限を設ける

株式を始めるときは、必ず余剰資金を使うようにすることが大切です。

間違っても、なくなっては困る生活資金で投資してはいけません。

うまく大きな利益を生めば良いもの、失ってしまうと明日からの生活にも窮してしまうことになりかねないでしょう。

損失を避けたいあまり、株価が少しでも下落すると落ち着かなくなり、正常な判断ができなくなる恐れもあります。

とっくに損切りすべきタイミングでずるずると持ち続けていたり無理な投資を繰り返したりしかねません。

余剰資金の場合は、少々の損失が出たとしても、焦らず落ち着いて手を考えることができます。

予算に上限を設けることも大切です。

たとえば、「株式投資に回すのは月に5万円までにする」「貯金のうち50万円までは投資に使っても良い」などと決めます。

上限を定める際のポイントは、仮に株式投資に失敗してすべて失ったとしても生活に支障がでない範囲におさまる金額にすることです。

また、いきなり上限ぎりぎりまで資金を使うことはやめましょう。

数百円の株もたくさんあるので、まずは少額から投資して慣れていくのがおすすめです。

ただし、数十円などあまりに価格の安い株は企業の業績に問題がある可能性が高いため、避けたほうが良いでしょう。